2014年11月22日に長野県北部をおそった地震が発生しました。
大好きでよく遊びに行かせてもらっているこの「中条」も長野県北部に位置します。
写真は虫倉山開山祭の時にお手伝いにいく「正法寺」です。
本堂が立ち入り禁止に。
地震の揺れで弱くなった家に、大雪が降りつもり倒壊の危険もあるそうで
自主避難されてるおじいちゃん、おばあちゃんもいらっしゃるそうです。
過疎の村でさらに人が減っているそうで、皆さんの心身が共に心配です。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
とにかく知ってるみんなの顔がみたくて。そして、どんな被害があり困っているのか、
被害の状況等の話しを伺いに、2014年12月3日にナナコさんと中条へ行ってきました。
写真はえみこおばちゃん家の庭。灯籠が崩れています。
こんな時でもえみこおばちゃんは、おやきを用意してくれたくさん話しをききました。
そのままお世話になっている静子さんの家にもお邪魔し、そこでもお菓子などがたくさん。
大変な時なのに、あたたかく迎えてくれるおばちゃん達の人柄が大好きです。
しめ縄のお祭りで訪れたばかりの「大内山神社」の灯籠や石碑も倒れていました。
山の上の「臥雲院」も入れませんでした。
ババの家の土壁もひびが入り、崩れていました。
古い家が壊れたら修復してそこに住み続けるのはなかなか難しい。とお話を伺いました。
そして、社会福祉協議会のKさんからも、家屋が全壊し被災されたおばあちゃんの話しを聞きました。
以前から安心してこの地で暮らすにはどうしたよいかを皆で話し合っていたそうです。
被災して一番感じた事は「普段が大事」ということだそうです。いい関係にしておかないといざというときに
頼むね、助けてね、と言える関係作りができているか。日々の関係を大切に生きないといけませんね。
そして、大雪が降り停電がおこったそうです。ですが、電気のない生活ができるおばあちゃん達は
石油ストーブや豆炭こたつがあったから暖をとれ、不自由な生活でも暮らせたそうです。
でも、不安はたくさん。人と話したかった。声が聞きたかった。と。
過疎の村では、普段でも1日誰とも話さないおばあちゃんやおじいちゃんがいるそうです。
それでも、この地がいいと住む故郷とは。
東北の震災が2011年3月におこり、今年で4年が経とうとしています。
いつもの風景、いつもの笑顔、いつもの暮らしがいかに大切で尊いものか。
日々を大切に、そして出逢った人たちと協力して安心して暮らしていける
そんな一年に2015年はなることを願っています。
被災された多くの方々が心安らかに笑顔で暮らしていけますように。
できることを一つづつ。みんなが少しづつ、協力して共生していきたいですね。
今年もたくさんのことを山の暮らしやお年寄りから教えて頂きました。
ありがとうございました。来年も少しでも都会から寄り添える孫のような存在になりたいです。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。